米Microsoft Corporationは8日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」のPC版Build 16215およびモバイル版Build 15222を、“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対してリリースした。現在、“Windows Update”から更新できる。前回のリリースから少し間が空いたが、その分内容は盛りだくさんだ。


■[スタート]画面と“アクション センター”にアクリル効果が追加

まず目につくのが、[スタート]画面と“アクション センター”にアクリル効果が追加されたことだろう。“Build 2017”で発表された新しいユーザーインターフェイスデザイン“Microsoft Fluent Design System”の一部が導入された格好だ。

そのほかにも、[スタート]画面ではリサイズやタブレットモードへの移行がスムーズになった。“アクション センター”では通知のデザインが再設計されており、通知を行ったアプリと通知の内容の関係がわかりやすくなっている。

■[共有]画面からリンクをクリップボードへコピー可能に

[スタート]画面と“アクション センター”以外にも、シェルにいくつかの改善が盛り込まれている。

たとえば[共有]画面では、リンクをクリップボードへコピーする機能が追加された。同種のことを実現するストアアプリもあるが、それらを導入せずとも簡単にアプリからリンクが得られる。

そのほかにも、ローカルのメディアファイルを検出する処理が改善。ライブラリ以外のフォルダーに画像・音楽・動画ファイルが保存されている場合、それをソースに含めるかを提案してくれるようになった。また、“My People”や“夜間モード”なども改善されている。

■「設定」アプリでOS組み込みのビデオ再生に関する設定を行えるように

「設定」アプリでは、[個人用設定]-[ビデオの再生]セクションが新たに追加された。このセクションではOS組み込みのビデオ再生に関する設定を行うことが可能で、HDR対応モニターが1つ以上接続されている場合は、追加の設定を行うこともできる。

また、[アプリ]-[既定のアプリ]セクションでは、“アプリによって規定値を設定する”オプションが追加された。これは「コントロール パネル」の機能を移植したもので、アプリがハンドリング可能な拡張子のうち、特定の拡張子だけを他のアプリで扱いたいといった場合に役立つ。

そのほかにも、ネットワーク接続や“Windows Update”関連のユーザーインターフェイスが改善されている。

■“コルタナ”には画像からリマインダーを作成する機能が追加

パーソナルアシスタント“コルタナ”では、画像認識技術によりリマインダー機能がさらに強化。たとえば、内蔵カメラで撮影したイベントポスターからスケジュールを読み取り、リマインダーへ登録できるようになった。

さらに、スクリーンの指定領域を読み取ってリマインダーを登録する機能も追加された。この機能は“Cortana Lasso”と呼ばれており、映画のポスター画像から上映開始時間を読み取り、リマインダーに登録するといったことがシームレスに行える。この“Cortana Lasso”機能は、ペンのボタン長押しなどから簡単に呼び出せる。

ただし、これらの機能は現在のところ米国でのみ利用できる。また、利用にはインターネット接続が必要だ。

■そのほかの変更と注意点

さらに、「Microsoft Edge」では好みのWebサイトをタスクバーへピン留めする機能や、EPUB電子書籍に注釈を書き込む機能がサポートされた。そのほかにも、“ゲーム モード”、ペン入力、日本語入力、アクセシビリティなど改善は多岐にわたる。

なお、本ビルドには“Windows Update”からオンデマンドで提供される機能が追加できないという不具合がある。開発者モード、.NET Framework 3.5、音声パックなどが必要な場合は、あらかじめ導入してからアップデートする必要があるので注意。

 

 

 

 

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