高度な設定

●侵入後の対応を盛り込む

Windows 10の機能(Pre Breach)ような対策を講じたとしても、セキュリティ上の被害に遭うことは少なくない。

侵入の問題は厄介だ。被害に遭った事例を調査すると、侵入を許してから発見されるまでに長期間を要している。FireEyeの調査によれば、2013年時点では平均229日、2014年時点でも平均205日と長い*1)。

発見までの時間が長ければ長いほど、不正に権限を利用されやすくなり、重要情報を盗み出されてしまう。このような経緯から、侵入を防ぐ対策だけではなく、侵入をできるだけ早く検知し対応する、いわゆる「Post Breach」対策が重要視されるようになった。

Microsoftは「Protect」「Detect」「Respond」という3つのフェーズからなるセキュリティ対策を提唱しており、DetectとRespondがPost Breachに相当する。

この考え方は政府機関が公開した指針に沿ったものだ。米国技術標準局(NIST)が2014年2月に公表した「重要インフラのサイバーセキュリティを向上させるためのフレームワーク」にある「サイバーセキュリティ・フレームワークコア」がベースだ。

――
*1) ”M-Trends 2015: A View from the Front Lines”(FireEye)
――

IPAによる日本語訳では、フレームワークの中身を次のように記している*2)。

・フレームワークの基本的な考え方“サイバーセキュリティへの取組を企業にとってのビジネス上のモチベーションにつながるものにすることと、サイバーセキュリティリスクを企業のリスク管理プロセスの一環として捉えることに重きを置いている”
・フレームワークの3要素“フレームワークコア(Framework Core)、フレームワークプロファイル(Framework Profile)、フレームワークインプレメンテーションティア(Framework Implementation Tier)”*3)
・フレームワークコアの構成”同時的・連続的に実行される5つの機能「特定(Identify)」「防御(Protect)」「検知(Detect)」「対応(Respond)」「復旧(Recover)」”

――
*2) 重要インフラのサイバーセキュリティを向上させるためのフレームワーク(IPA)*3) フレームワークプロファイルはフレームワークコアが示す標準などを企業ごとの実施シナリオに落とし込んだもの。フレームワークインプリメーテションティアは、企業ごとのサイバーセキュリティリスクのとらえ方やプロセスの実施内容をいう。
――

フレームワークコアにあるProtectとRespondを担うMicrosoftの技術は複数ある。ATA(Microsoft Advanced Threat Analytics)と、WDATP(Windows Defender Advanced Threat Protection)が代表例だ。ATAはドメインコントローラー(DC)を対象とする。DCへのアクティビティーを分析、学習することで、認証情報を狙うサイバー攻撃を検知、通知する。

WDATPはWindows 10に実装されたエンドポイント向けの機能だ。WDATPの内容を次に紹介しよう。

●Windows Defender Advanced Threat Protection(WDATP)

マルウェアの検出を目的としたシグネチャ型のアンチマルウェア製品とは異なり、WDATPは組織のネットワークに侵入した脅威を検出し、さらに調査や対処をサポートすることを目的としている*4)。

Windows 10に実装されたエンドポイント動作センサーがシステムの情報を収集し、これをクラウドに集約し分析することで、WDATPが動作する。WDATPポータルを閲覧することで、分析結果を表示したり、アラートを確認したりすることができる。

攻撃者が侵入に成功した場合、攻撃の記録が残るイベントログを削除する場合が多い。だが、WDATPではクラウド上にログを記録するため、HDD上のログが削除された場合でも、攻撃を追跡できる。

――
*4) Windows Defender Advanced Threat Protection(Windows IT Pro Center)
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WDATPポータル上ではセキュリティ上のアラートを分かりやすく一覧できることに加え、分析に役立つよう情報を分類して表示できる。

WDATPポータルのダッシュボード画面は、中央左の円グラフではアラートの重要度が色分け表示されており、アラートの数も分かる。Highが1つ、Mediumが6つ、Lowが3つだ。アラートの基となったイベントを時系列で追跡したものが分かる画面では、マルウェア(バックドア)が、どのような手順で生成され、実行されたのかが分かる。

WDATPは、クラウドにデータを集約する。このため、個別のPCに対する分析だけではなく、攻撃に関連する複数のPCにまたがって分析できる。

WDATPが提供する情報は、インシデントレスポンスを迅速に実施する上で欠かせないものであり、検知と対応の初動を早めるとともに、確実な対処をサポートする。

●利便性を損なうセキュリティは「穴」となる

本連載ではWindows 10のセキュリティについて、「デバイスの保護」「脅威(攻撃)からの保護」「認証情報の保護」「情報の保護」「侵害の検出と対策」という5つのスタックを順に解説した。

だが、触れていない課題が1つある。現在のセキュリティ対策において、PCやスマートフォンなどの「デバイスの管理」が不可欠となっていることだ。なぜデバイスの管理が重視されるのだろうか。

標的型攻撃のようにインターネットと企業内ネットワークの境界領域を突破するケースへの対応が増えてきたこと、これが第1の理由だ。このような攻撃に対しては、各デバイスが適切に管理されており、攻撃に対する十分な対策が講じられていなければならない。さらにそれを担保しておく必要がある。

第2の理由は、人やデバイス、データが既にイントラネットの内側に収まらなくなっていることにある。テレワークのようにオフィス外から組織のITリソースを利用するケースや、SaaSなどのオンラインサービスの利用など、イントラネットを守るだけでは、対策が不十分なのだ。

2000年代のように、指定外のデバイスの利用をIT部門が禁止すれば済んだ時代とは違い、現在は利用者自身が容易にネットワークインフラ、ITインフラを用意できる。IT部門が提供するITの利便性が低い場合、利用者は「シャドーIT」と呼ばれるIT部門が把握できない独自のIT基盤を作ることになる。

このため、利用者に提供する利便性とセキュリティの担保を、どのように両立をさせるのかが重要なテーマとなっている。

Windows 10には、セキュリティを担保しながら、ITの利便性を得るための、さまざまな取り組みが含まれている。連載を通じて取り組みの内容に触れ、活用いただければ幸いである。

 

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米Microsoft Corporationは22日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」のPC版Build 16296を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。本ビルドは、「Insider Preview」の受け取り設定を“Skip Ahead”へ切り替えていないユーザー向けとなっている。

本ビルドは、前ビルドに引き続き正式リリースに向けた安定性の改善に注力されている。仮想化機能“Hyper-V”においてサードパーティのネットワークストレージ上にVMを作成できない問題や、非英語ビルドをクリーンインストールした直後にインボックスアプリの名前が英語で表示される問題、“WebView”で“canvas”要素を多用したゲームのFPSが異常に遅くなる問題などが修正されているという。

なお、本ビルドでは追加の言語パックを新規に追加できないので注意。すでにインストールされている場合は正常に引き継がれるという。また、今回はモバイル版のアップデートは提供されていない。

 

 

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米Microsoft Corporationは13日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」のPC版Build 16362を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。本ビルドは「Windows 10 Fall Creators Update(Redstone 3、RS3)」に続く機能アップデート「RS4」となる予定のブランチで、「Insider Preview」の受け取り設定を“Skip Ahead”へ切り替ているユーザーにのみ配信される。

「RS4」の開発はまだ始まったばかりで、Build 16362では小幅な修正が中心。たとえばBuild 16251でブートエクスペリエンスの改善が行われたが、本ビルドではデバイスを再起動またはアップデートさせたときに“Windows Spotlight”や“Cortana”、「カレンダー」、「メール」といったロック画面のパーソナライゼーションが適用されるようになった。これは「設定」アプリの[個人設定]-[ロック画面]セクションで無効化することも可能。なお、この機能は組織で管理されていないPCでのみ利用できる。

また、「ナレーター」では読み上げに利用するオーディオチャンネルをユーザー側で選択できるようになった。「設定」アプリの[簡単操作]-[ナレーター]セクションでカスタマイズできる。そのほかにも、シェルや「Microsoft Edge」、ゲーム、入力などで多くの機能改善が施されているという。

 

 

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リリースに向け安定化を図った「Windows 10 Insider Preview」新版が“Fast”リングに

マイクロソフトオフィス(Microsoft Office)とは言わずと知れた、Excel、Word、PowerPoint、Outlookといった仕事でよく使うソフトをセットにしたものだ。このオフィス、最近は種類が多いうえに、ライセンスの内容がバラバラで大変ややこしい。

主に定額制サービスの「Office 365 Solo」、店頭で売っている「Office 2016」、パソコンに付属している「Office Premium」があるが、それぞれどう違うのか、ここでまとめて整理しよう。違いが分かれば、自分にとってどれを選ぶのが一番得なのか分かるはずだ。

●Office 365とは?

「Office 365」とは、主に企業ユーザー向けのサブスクリプション型サービスのことだ。そのサービスの中に、マイクロソフトオフィスのソフト(Excelなど)の提供も含まれている。ソフトのほかに1TBのオンラインストレージの提供や、プランによって大容量のメールボックスやHDビデオ会議の提供、タブレットやスマートフォン向けオフィスソフトの利用などが含まれる。

サブスクリプション型サービスとは、一定額で一定期間利用できるという定額制サービスのことだ。たとえばOffice 365の中の「Office 365 Business Premium」というプランの1年契約タイプなら、1ユーザーあたり月額1360円でこうしたソフトやサービスを1年間利用できる。

Office 365では、契約中は常に最新バージョンのオフィスソフトを利用できるのが大きなメリットだ。現在は「Excel 2016」「Word 2016」といった末尾に2016が付く「Office 2016」が最新バージョンだが、契約期間中にその次のバージョンのオフィスソフトが登場したら、それを利用できる。

基本的に企業がマイクロソフトと契約して社員が利用するもので、個人で購入するタイプの製品ではない。会社で、このOffice 365の契約でExcelやWordを使っている人は多いだろう。

●Office 365の特徴

・企業ユーザー向け

・サブスクリプション型

・常に最新バージョンのオフィスソフトを利用できる

・オフィスソフト以外に1TBのオンラインストレージなどのサービスが含まれる

 

個人向けならOffice 365 Solo

Office 365の個人向けバージョンと言えるのが、「Office 365 Solo」だ。

サブスクリプション型のサービスで、Excel、Word、Outlook、PowerPointといった7種類のオフィスソフトの利用と、1TBのオンラインストレージ、毎月60分無料のSkype通話、タブレットやスマホ向けオフィスソフトの利用などをまとめた「Offce 365サービス」が含まれている。オフィスソフトはOffice 365と同様に、常に最新バージョンを利用できる。PCまたはMac計2台で利用できる。

マイクロソフトのWebサイトで契約する1年版と1カ月版があるほか、1年間有効なプロダクトキーを店頭で購入して使うこともできる。

Office 365 Soloの大きなメリットは、常に最新のオフィスソフトを利用できることと、Offce 365サービスを利用できることだ。

1年間で1万2744円(税込み)は高いと思うかもしれないが、たとえば同じ7種類のオフィスソフトを買い切りで購入する永続ライセンス版の「Office Professional 2016」は実売価格6万5000円前後で、Office 365 Soloの約5年分に相当する。5種類のソフトを買い切りで購入する「Office Home & Business 2016」は実売価格3万7000円前後で、Office 365 Soloの約3年分に相当する。どちらもOffice 365サービスは付属しない。

これまでマイクロソフトオフィスは、およそ2年半ごとに新バージョンが登場してきた。永続ライセンス版を5年ごとに買い替えるのと同程度の金額で常に最新版を利用でき、さらにOffice 365サービスも利用できると考えれば、むしろ安いと言えるだろう。

●Office 365 Soloの特徴

・個人ユーザー向け

・サブスクリプション型(年額または月額制)で定期的な支払いが必要

・常に最新バージョンのオフィスソフトを利用できる

・Office 365サービスが含まれる

・Windows/Mac問わず2台のパソコンで利用できる

 

Office 2016は買い切り型
「Office 2016」は、以前からあるタイプのマイクロソフトオフィス製品だ。7種類のオフィスソフトをまとめた「Office Professional 2016」、5種類のオフィスソフトをまとめた「Office Home & Business 2016」、3種類のオフィスソフトをまとめた「Office Personal 2016」などがある。2台のパソコンにインストールして利用できる。

買い切り型で利用期限がなく、永続的に利用できるのが特徴だ。Office 365とは違い、Office 365サービスは付属しない。毎年(または毎月)料金を支払う定額制サービスがイヤだという人向きのオフィスといえる。

注意したいのは、マイクロソフトオフィス製品がバージョンアップしたときだ。以前なら割安な価格で最新バージョンに更新できるアップグレード版があったが、Office 2013以降廃止されていて現在は無い。マイクロソフトオフィス製品の新バージョンが登場し、そちらに乗り換えたい場合は、その新バージョンを買い直す必要がある。Office 365 Soloのところで解説したように、3年ごとや5年ごとに買い替えるならコストパフォーマンスは決してよくない。

また、ソフトにはサポート期間がある。サポート期間を過ぎると不具合の解消などが提供されなくなり、セキュリティーの面でも危険性が高まる。

マイクロソフトオフィス製品はメインストリームサポートが発売から約5年間設定されていて、延長サポートが設定されているもの(Office Professional 2016や同Home & Business 2016など)ではそれを含めて発売から約10年間のサポート期間が設定されている。つまり永続ライセンスであっても、実際には発売から5年後または10年後のサポート期限が、そのオフィス製品の寿命といえる。
いいとこどりの「Office Premium」

大手メーカーのパソコンの多くには「Office Premium」と呼ばれるマイクロソフトオフィス製品がプリインストールされている。

Office 2016と間違えやすいが、「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」や「Microsoft Office Personal Premium」といったように、製品名に「Premium」が含まれているのがこれに当たる。パソコンのプリインストール向けの製品で、単体では販売されていない。

Office 2016と同様に買い切り型の永続ライセンス型だが、Office 365 Soloのように常に最新バージョンのものを利用でき、1年間分のOffice 365サービスが付属するのが特徴だ。つまり、購入後にマイクロソフトオフィスの新バージョンが出たら無料で更新できる。Office 2016とOffice 365 Soloのいいとこどりをした、お得な製品と言える。

注意点は、ライセンスが購入者ではなく、購入したパソコンにひもづけられていて、プリインストールされているパソコンでしか利用できないことだ。そのパソコンの寿命がOffice Premiumの寿命と言える。複数のパソコンでの利用もできない。

付属するOffice 365サービスは1年分のみだが、延長したい場合はOffice 365サービスを更新するためのパッケージが販売されているので、これを購入すればよい。

●Office Premiumの特徴

・パソコンのプリインストール向け

・買い切り型で永続ライセンス

・常に最新バージョンのオフィスソフトを利用できる

・1年分のOffice 365サービスが含まれる

・そのパソコンでしか使えない

どんな選び方が得なのか?
まずOffice 365は企業ユーザー向けで、基本的に個人で購入して利用するものではない。個人で利用する場合は、Office 365 Soloを購入する、Office 2016を購入する、Office Premiumがプリインストールされているパソコンを購入する、の3択になる。

●●これからパソコンを購入する場合

マイクロソフトオフィスが必要で、パソコンをこれから購入するなら、Office Premiumが付属する機種を選ぶのがおすすめだ。買い切り型なので毎年料金を支払う必要はなく、最新バージョンが出れば無料で更新できるし、Office 365サービスを1年間無料で利用できる。ただし、そのパソコンでしか使えないことに注意しよう。

機種によってはOffice Premiumの有無を選べるものがあるが、その差額はOffice Home & Business Premiumの場合で2万円台半ばだ。あとから3万円以上するOffice Home & Business 2016を買い足すよりも、最初からプリインストールされているパソコンを買うほうが安上がりといえる。

●●すでにパソコンを持っていて、マイクロソフトオフィスが必要になった場合

マイクロソフトオフィスがプリインストールされていないパソコンを使っていたが必要になった、そんな場合はOffice 365 SoloかOffice 2016を購入することになる。常に最新バージョンを使いたいなら、おすすめはOffice 365 Soloだ。1TBのオンラインストレージを含むOffice 365サービスも使える。

定期的な支払いが必要なサブスクリプション型になじめない、最新バージョンが出ても更新せずにサポート期限終了まで使い切れればいいという場合は、Office 2016でもいいだろう。

米Microsoft Corporationは25日(現地時間、以下同)、「Windows 10 Insider Preview」のPC版Build 16275およびモバイル版Build 15245を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。

PC版Build 16275は、9月に予定されている正式リリースに向けた安定化のための修正がメイン。“Insider Preview”の受け取り設定を“Skip Ahead”へ切り替えず、これまで通り「Windows 10 Fall Creators Update」(RS3)のアップデート(“RS3_RELEASE”ブランチ)を受信しているユーザにのみ配信されている。

一方、モバイル版Build 15245における変更点も不具合の修正が中心となっている。また、このビルドには今月8日にリリースされた「Windows 10 Creators Update」向けの月例更新プログラム「KB4034674」で施された修正も盛り込まれているという。

 

 

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無償システムメンテツール「Advanced SystemCare 10 Free」v10.5 ~「Office 2016」の履歴削除に対応

【Excel】2枚のシートを並べて作業したい!エクセルで複数のシートを同時に表示するテク

米IObit Information Technology(日本代理店(株)エクサゴン)は24日(日本時間)、統合システムメンテナンスツール「Advanced SystemCare 10 Free」の最新版v10.5を公開した。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

最新版は、アプリの履歴などを削除する“プライバシースウィープ”機能が「Office 2016」や「Google Chrome 60」、「Firefox 54」、「Adobe Flash Player 26」、「Thunderbird 52.1」などに対応した。また、Windows 10のセキュリティを強化する“Win10 プロテクト”機能が強化されたほか、“リアルタイムプロテクト”機能のスパイウェアデータベースや“ウェブサーフプロテクト&広告ブロック”機能のデータベースも拡充されている。

さらに、“スタートアップ最適化”機能のデータベースが更新されたほか、“レジストリクリーン”機能も強化されている。

「Advanced SystemCare」は、Windowsのチューンアップやレジストリのクリーニング、不要ファイル・個人データの削除、スパイウェアの駆除といったさまざまなメンテナンス機能を備えている。機能限定版の「Advanced SystemCare Free」は無償で利用可能で、有償ライセンス(税抜き3,685円)を購入すれば、すべての機能が利用できる上位版「Advanced SystemCare PRO」へアップグレードすることが可能。

 

 

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セキュリティを高めた機能制限版「Windows 10 S」のインストール方法

Excel(エクセル)は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか? この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。

◆ 2つのワークシートを見比べながら作業したい!

Excelを使った業務で、同じブック内にある2つのワークシートを見比べながら作業したいと思ったことはないでしょうか。

もちろん、シート見出しやタスクバー上のサムネイルをクリックして表示を切り替えれば、作業中にほかのシートを参照することはできますが、いちいち表示を切り替えるのは面倒ですよね。

今回は、Excelで複数のワークシートを画面に同時に表示し、見比べながら作業できるようにするテクニックを解説します。

■複数のワークシートを同時に表示したいときは[表示]タブの[整列]

社員の休暇申請に関するデータの一覧表(①)のシートがあるとします。

このシートを参照しながら、部署の予定表(②)に社員の休暇の予定を入力していく例を考えてみましょう。これらの2つのシートは、同じブックに含まれているとします。

同じブックに含まれる2つのシートを並べて表示できるようにするには、2つのシートを別々のウィンドウで開いておく必要があります。まずは、1つのブックを2つのウィンドウで開きましょう。

先にどちらかのシートを表示しておき(今回は[休暇申請]シートを先に表示しておきます)、[表示]タブ(③)の[新しいウィンドウを開く](④)をクリックします。

すると、2つ目のウィンドウが開いて、画面上部のタイトル部分に「製造課勤怠管理:2」(⑤)と表示されます。これは、"1つのブックを複数のウィンドウで開いていて、その2つ目のウィンドウである"ということを意味します。表示を確認したら、[予定表(8月)]シートの見出し(⑥)をクリックして、表示を切り替えましょう。

続けて、[表示]タブ(⑦)の[整列](⑧)をクリックします。

すると、[ウィンドウの整列]ダイアログボックスが表示されるので、[左右に並べて表示](⑨)を選択し、[OK](⑩)をクリックします。

ウィンドウが左右に並べて表示されました(⑪)。これで、休暇申請のシートを参照しながら休暇予定を入力できます。

今回は同じブックに含まれる2つのワークシートを並べて表示しましたが、別のブックのワークシートを並べて表示することもできます。並べて表示したい2つのブックを両方開いておいて、上の手順と同様に[表示]タブの[並べて比較]をクリックすれば、並べて表示されます。

■シートを並べて表示すれば作業効率アップ!

今回は、2つのワークシートを並べて表示するテクニックを解説しました。同じブックでも別のブックでも、簡単な操作で2つのワークシートを同時に表示できることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

これまで、タブをいちいち切り替えながら操作していたり、一方のシートを印刷して参照していたりしていた方は、この方法を使えば作業の効率が大幅にアップします! ぜひ、業務の中でこのテクニックを活用してくださいね。

 

 

 

 

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新しいクロスプラットフォームの「マイクラ」、Windows 10/Androidでベータテスト開始

7月20日、「Windows 10 S」をインストールした「Surface Laptop」の国内発売がスタートした。Windows 10 SはWindowsストアからしかアプリをインストールできず、強固なセキュリティを備えるのが特徴だ。

「Windows 10 S」のインストール方法
7月20日、「Windows 10 S」をインストールした「Surface Laptop」の国内発売がスタートした。Windows 10 SはWindowsストアからしかアプリをインストールできず、強固なセキュリティを備えるのが特徴だ。

そんな中、8月4日にWindows IT Center(https://docs.microsoft.com/en-us/education/windows/test-windows10s-for-edu)でWindows 10 Sを既存の端末に入れてテストするためのインストーラーが公開された。サポートしているのはWindows 10 Pro/Pro Education/Education/Enterpriseとなり、Homeは対象外。Windows 10 Nや仮想OSアプリ上のWindows 10もサポートされていない。

「Test Windows 10 S on existing Windows 10 education devices」ページの中程にある「Download Windows 10 S」内の「Download installer」をクリックし、インストーラーの指示に従って操作すればいい。

筆者は、Windows 10 ProのSurface Pro3にインストールしてみた。すると、最初は「0xc1900204」エラーが出た。Windows Updateの一般的なエラーで、特に原因が確定できない。まずは再起動して、もう一度試してみた。ところが今度は「0xc0000005」エラーになった。これはメモリーに不正にアクセスしたときに出るエラー。先ほどと内容が変わったのでもう一度試すとインストールがスタートした。再インストールにはなかなか時間がかかる。Surface Pro3が発熱でダウンしないように、扇風機の風を当てながら1時間ほど放置した。

何回か再起動して、通常のインストール画面が開く。コルタナが話しかけてくるが、英語になっている。そのまま国やWi-Fi、マイクロソフトアカウントなどの設定を行えば、サインインできる。ちなみに、Windows 10 Pro Insider Previewも問題なく、Windows 10 Sにできた。

教育機関向けにセキュリティを高めた機能制限版のWindows 10。現在は、Windows 10 Pro端末を上書きしてテストすることができる。

 

 

 

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Windows 10 Fall Creators Updateの次のバージョンのプレビューが始動

米Microsoft傘下のMojang ABは7月31日(現地時間)、マルチプラットフォームプレイに対応する「Minecraft」(マイクラ、マインクラフト)の次期アップデート“Better Together Update”のベータテストを開始することを発表した。Windows 10とAndroidを皮切りに、Xbox Oneでもベータ版を提供するという。

“Better Together Update”では、PCやスマートフォン、家庭用ゲーム機(コンソール)、VRデバイスなどから同じサーバーに接続し、一緒に遊ぶことができるようになる。そのほかにも“粗い土(Coarse Dirt)”をはじめとする新要素や、「ペイント 3D」や3Dモデルの共有サイト“Remix 3D”との連携などがサポートされるという。また、コンソール版では画面分割がサポートされる。

Windows 10とXbox Oneでベータ版「Minecraft」をテストしたい場合は、「Xbox Insider Hub」アプリの[Insider コンテンツ]画面から「Minecraft」のベータテストへ参加する。Android版の場合はテストプログラムへの招待ページでテスターへの参加手続きを行えばよい。

 

 

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Windows版「Firefox」の新規インストールは64bit版がデフォルトに ~「Firefox 55」から

米Microsoftが、Windows 10の次期大型アップデート「Fall Creators Update」の完成に向け最終的な修正や調整に入るなか、その次のバージョンに向けたプレビュープログラムが25日(現地時間)より開始された。

これまでWindows Insider Programでは、常に最新だが不安定なものも含まれるアップデートを受け取る「Fast Ring」と、ある程度安定したアップデートのみを受け取る「Slow Ring」の2つを選択できた。

これに加え、「次のバージョンのWindows」を受け取るのと、「次のバージョンのWindowsをスキップする」選択肢が用意された。標準設定の「次のバージョンのWindows」では、Fall Creators Update(FCU)に向けたビルドを受け取る。ただし、先日発表されたとおり、標準搭載アプリについてはアップデートは適用されない(Windows 10プレビュー版「Build 16232」でインボックスアプリのアップデートが停止参照)。

一方、「次のバージョンのWindowsをスキップする」を選択すると、FCUの次のバージョンのビルドの受け取りが開始。また、Skypeやフォトなど標準搭載アプリについてもストア経由で新機能のアップデートが適宜実施され、OSおよびアプリそれぞれの新機能を検証できる。

現時点では、FCUの次のバージョンは開発が開始されたばかりなので、両者のビルドは同じだが、今後、次のバージョンのビルド番号はFCUを飛び越えていく。この時点から、次のバージョンのビルドからは、OSを再インストールしない限り、FCUのプレビュービルドには巻き戻せなくなる。

FCUが一般公開されると、この「次のバージョンのWindowsをスキップする」の選択肢はなくなる。

 

 

 

 

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